願生寺の嫁ブログ
寺嫁日和
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平成最後に②
2019.07.10
夫である副住職の一言で心を入れ替え、その日から、毎日欠かさずご本尊様など、合わせるべき場所に手を合わせ、心の中で「南無阿弥陀仏」と十遍のお念仏を唱えています。
ただやらされ仕事的に毎日ご先祖様に手を合わせ、お念仏を唱えるだけでは何も変わりません。手を合わせ、目を閉じ、お線香の香りを感じていると、不思議と心が落ち着いてきます。
特に祖父母の位牌に手を合わせる時は、その一瞬の間ですが祖父母を感じることができ、穏やかな気持ちになることができます。
何故、平成最後に私自身に良くないことが立て続けに起こってしまったのか。
本当に全て自業自得なのですが、負の感情や自分自身の余裕のなさが引き起こしてしまったことだと今となっては思っています。
いつも心穏やかに、前向きな感情のみで生きていければいいのですが、そうもいかないですよね。
うっかり他人と自分を比較してしまったり、悪口ばかり言ってしまったり、子どもに余裕を持って優しく接することができなかったり。
特に昨年の秋くらいから心の余裕を失い、負の感情をいつも抱いていた気がします。年が明けて痛い目を見て、やっと自分を反省しました。
ご先祖様を大切に思う気持ち、1日1分でも1秒でも、ご先祖様に手を合わせ、今、私がここに生きていられることを感謝することがとても大切だと思います。
そしてそれにより負の感情が一瞬だけでもリセットされ、常に負の感情に支配されることはなくなると思います。
そのお陰か、4月以降は良くないことは起こっていません。
とは言え私もまだまだ修行中です。
手を合わせている一瞬だけ穏やかな気持ちになり、あとはまた心乱れているということは多々あります。
穏やかな気持ちのみで生きていけるようになることが人生の目標です。
もうすぐお盆ですね。
お盆はご先祖様が帰ってくるといわれていますので、特に丁寧に供養をしなければと思っています。
平成最後に①
2019.07.10
ブログ、2回目の記事の更新です。
夫である副住職からは「お寺に嫁いで思ったこと」を中心に書いて欲しいと言われていますが、私としては平成最後に自分自身に起こった出来事をまず、書きたいと思います。
平成31年1月から毎月、あまり良くないことが立て続けに起こりました。
全ての出来事は自分自身に原因があり、仏教でいうと自業自得ですが、それでも、こんなに毎月食事が喉を通らず、夜も眠れない程になることが起こるんだろうかというくらいでした。
人生は本当に、何が起こるか分かりませんが、不誠実なことをしていると、やがて自分に返ってくるということが平成最後によく分かりました。
ただただ、自分自身のことを反省するしかなかったのですが、それでもどこか神頼みなところのある私は、副住職に、
「毎月こんなに悪いことが起こるのはおかしい。浄土宗の大本山である増上寺で厄除けをした方がいいかも。」
と言ったところ、副住職からこんなことを言われました。
「うちはお寺なんだから、まずはうちのご本尊様に毎日手を合わせて、あなたの祖父母の位牌にも手を合わせるところからやるべきじゃないか」と。
子どもが産まれる前は、毎日ご本尊様、位牌堂、地蔵堂など、合わせるべき場所全てに手を合わせていましたが、育児の忙しさを理由に最近は全くできていませんでした。これこそ、お寺に嫁いだ私がしてしまった最大の不誠実なことでした。
副住職からこの言葉を言われてからは毎日、ご本尊様、先代住職や祖父母の位牌のある位牌堂、地蔵堂など、合わせるべき場所に手を合わせ、心の中で「南無阿弥陀仏」と10回唱えています。
長くなりましたので、一度切らせていただきます。
はじめまして
2019.06.20
こんにちは。HP開設に伴い、1コンテンツを担当することになりました、副住職の妻です。
主に寺院に嫁いでみて思ったことや感じたこと、日々の様子などをお知らせできればと思っています。
可能な限り更新していきたいと思っていますので、サイト内の他の記事と併せてご閲覧いただければと思います。