浄土宗 槃舟山易往院願生寺

願生寺の嫁ブログ 

断捨離?

2019.12.31

なかなか行進できないまま今年が終わってしまいます。

来年はもう少し更新頻度を上げていきたいところです。

さて、年末といえば大掃除ですね。

うちの場合はどうしてもお寺のほう優先で、私たちの居住スペースは後回しになってしまいます。

子どももいるため散らかり方もすごいので、どうにか早く手をつけたいのですが、私が得意でないのもあってなかなかすっきりできていません。

近年、「断捨離」という言葉をよく耳にしますね。

大掃除などのときには、私も心がけるようにしています。

これって仏教用語なのかと思って調べてみたのですが、どうやらヨガの思想のようですね。

ただ、このうちの「離」は前回お話した「執着をなくす」ということで、通じるものはありそうです。

先日、片付けアドバイザーの資格を持つママ友から、色々テクニックも聞いて実践しているのですが、色々手が追いついていないので、それはまた別の機会に紹介できればと思っています。

少し早いですが、皆様どうぞ良いお年をお迎えください。来年もよろしくお願い致します。

坊主頭って?

2019.12.23

お久しぶりです。

育児と寺務でバタバタしており、すっかり更新が滞ってしまいました…

今日はちょっとした豆知識(?)のお話です。

先日、副住職が大学院時代の友達と飲みに行きました。

そのとき、入学式の時の写真データをもらってきたのですが、正直あまり似合わないツイストパーマをあてていました。

本人曰く「部活も引退してるし、どうせ夏には修行で坊主頭だから面白半分でやった」といっていましたが、それでもあまりセンスがよくない。

そもそも坊主頭にすればいいのに副住職は坊主頭ではありません。

そこでふと思ったのですが、お坊さんはなぜ坊主頭なんでしょう?

副住職に聞いたところ、人間の苦しみは、大雑把な言い方をするとあらゆる「こだわり」から生まれてくるそうです。そのこだわりを捨てるために頭を剃るんだそうです。

また、頭を剃ることでこれまでの生活でついた垢をきれいに落とし、俗世間から抜け出る第一歩とするということです。

思ったよりちゃんとした理由があるみたいですね。

身なりも清潔な印象になりますし、何より仕事にフィットしていることを考えると坊主頭も良いと思うのですが、皆様としてはいかがでしょうか?

仏教講座

2019.09.20

お久しぶりです。

すっかり更新が滞ってしまいました。

涼しくなってきましたので、もう少し更新頻度を上げていけたらと思っています。

今年から新たな取り組みとして、当山で仏教講座を開催しました。初回は8月10日に行ったのですが、私も参加させていただきました。

お寺に嫁いだものの、そもそも仏教とは何なのか、浄土宗とは何なのか、恥ずかしながら全く分かっておりませんでした。

今回の超初級仏教講座では、仏教の成り立ちから浄土宗の教義まで、副住職が簡潔に説明してくれました。

簡潔と言いつつ専門用語も出てきて途中話を見失ってしまいそうでしたが、何故、「南無阿弥陀仏」と唱えなければならないかということがよく分かりました。

本日からお彼岸ですが、こうした理解があると、より心を込めたお念仏をお供えできそうです。

前回ご都合悪かった方に向けて、同じ内容の講座を再度行う予定です。

前回ご出席できなかった方も、ぜひご参加ください。よろしくお願い致します。

平成最後に②

2019.07.10

夫である副住職の一言で心を入れ替え、その日から、毎日欠かさずご本尊様など、合わせるべき場所に手を合わせ、心の中で「南無阿弥陀仏」と十遍のお念仏を唱えています。

 

ただやらされ仕事的に毎日ご先祖様に手を合わせ、お念仏を唱えるだけでは何も変わりません。手を合わせ、目を閉じ、お線香の香りを感じていると、不思議と心が落ち着いてきます。

特に祖父母の位牌に手を合わせる時は、その一瞬の間ですが祖父母を感じることができ、穏やかな気持ちになることができます。

 

何故、平成最後に私自身に良くないことが立て続けに起こってしまったのか。

本当に全て自業自得なのですが、負の感情や自分自身の余裕のなさが引き起こしてしまったことだと今となっては思っています。

いつも心穏やかに、前向きな感情のみで生きていければいいのですが、そうもいかないですよね。

うっかり他人と自分を比較してしまったり、悪口ばかり言ってしまったり、子どもに余裕を持って優しく接することができなかったり。

特に昨年の秋くらいから心の余裕を失い、負の感情をいつも抱いていた気がします。年が明けて痛い目を見て、やっと自分を反省しました。

 

ご先祖様を大切に思う気持ち、1日1分でも1秒でも、ご先祖様に手を合わせ、今、私がここに生きていられることを感謝することがとても大切だと思います。

そしてそれにより負の感情が一瞬だけでもリセットされ、常に負の感情に支配されることはなくなると思います。

そのお陰か、4月以降は良くないことは起こっていません。

 

とは言え私もまだまだ修行中です。

手を合わせている一瞬だけ穏やかな気持ちになり、あとはまた心乱れているということは多々あります。

穏やかな気持ちのみで生きていけるようになることが人生の目標です。

 

もうすぐお盆ですね。

お盆はご先祖様が帰ってくるといわれていますので、特に丁寧に供養をしなければと思っています。

 

平成最後に①

2019.07.10

ブログ、2回目の記事の更新です。

夫である副住職からは「お寺に嫁いで思ったこと」を中心に書いて欲しいと言われていますが、私としては平成最後に自分自身に起こった出来事をまず、書きたいと思います。

 

平成31年1月から毎月、あまり良くないことが立て続けに起こりました。

全ての出来事は自分自身に原因があり、仏教でいうと自業自得ですが、それでも、こんなに毎月食事が喉を通らず、夜も眠れない程になることが起こるんだろうかというくらいでした。

人生は本当に、何が起こるか分かりませんが、不誠実なことをしていると、やがて自分に返ってくるということが平成最後によく分かりました。

ただただ、自分自身のことを反省するしかなかったのですが、それでもどこか神頼みなところのある私は、副住職に、

「毎月こんなに悪いことが起こるのはおかしい。浄土宗の大本山である増上寺で厄除けをした方がいいかも。」

と言ったところ、副住職からこんなことを言われました。

「うちはお寺なんだから、まずはうちのご本尊様に毎日手を合わせて、あなたの祖父母の位牌にも手を合わせるところからやるべきじゃないか」と。

 

子どもが産まれる前は、毎日ご本尊様、位牌堂、地蔵堂など、合わせるべき場所全てに手を合わせていましたが、育児の忙しさを理由に最近は全くできていませんでした。これこそ、お寺に嫁いだ私がしてしまった最大の不誠実なことでした。

 

副住職からこの言葉を言われてからは毎日、ご本尊様、先代住職や祖父母の位牌のある位牌堂、地蔵堂など、合わせるべき場所に手を合わせ、心の中で「南無阿弥陀仏」と10回唱えています。

 

長くなりましたので、一度切らせていただきます。