当山、願生寺は 1602(慶長 7)年、証蓮社誠誉上人尋西永閑大和尚の開創と伝えられています。
以後、変わらず高輪の地で歴代住職29世を数えるに至っています。
境内には江戸時代に庶民の信仰を集めた延命地蔵尊、港区の文化財でもある牛供養塔などがあります。
住職:遠藤和成
当山では牛供養塔の縁もあり、施餓鬼会や盂蘭盆会に併せて畜役の諸牛霊位も供養して参りました。
中国地方で行われている、田植えに際する伝統行事とは少し異なり、江戸の町の造営などに力を尽くした牛車・荷役などの牛を供養するものです。牛のみを祀った慰霊塔は全国的にも珍しく、このような寺院もほぼ見られません。