浄土宗 槃舟山易往院願生寺

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【連載】檀家信徒の皆様へ近況報告と法話 第30回

2022.04.01

新たな年度を迎えるとともに、このシリーズも30回となりました。

コロナの新規感染者もなかなか減り切りませんが、途中でまん延防止等重点措置が解除され、久々に行事らしい期間となりました。

コロナ禍前と同等、とはまだいきませんが、前年より多くの檀家の皆様とお会いでき、変わらぬお姿に安心をした次第です。

寺報も多くの方に読んでもらえたようで、ご感想もいただきました、ありがとうございます。

同様のスタンスで秋彼岸前に第2号をお送りする予定ですので、またご一読ください。

あちらにも書きましたが、長女が小学校へ進学します、私の母校でもある学校です。

説明会などで久々に校舎へ入りましたが、当然ながらだいぶ様子が変わっておりました。

外の大枠は同じなのですが、特殊教室が増えたり、掲示物がわかりやすくなったりと、色々と考えられている印象を受けました。

時代も変わるので当たり前ですが、私どもも良い方面での変革というのは必要だなと痛感しました。

法事前のお話で教義理解を深めてもらったり、植樹やイベントで檀信徒の皆様に明るい気持ちでお参りいただいたりの努力は継続したいところです。

そのひとつですが、先日、門前の花屋でサクラの仕入れがありまして、尋ねてみたところ庭に植えられるということで、購入しました。

本堂脇に咲く時期違いのある2本を植えましたので、来年の春彼岸は今年より華やかになるかもしれません。

地蔵堂前に引っ越してきた祐天桜はまだ花がつかないようですが、こちらも来年には、と願うところです。

ちなみに、長女ですが、小学校入学が楽しみで仕方なかったようですが、最近はYouTubeで卒業ソング(子ども向け)をよく聞いています。

ノスタルジックな気持ちも彼女なりにあるのでしょうか、同じ曲を流され続けるのは少々参りますが、これも成長かなと感じて我慢することとします。

 

そんなわけで今月の法話です。

昨年の秋彼岸から今年の春彼岸の約半年、20kgほど体重を落としました。

寺報にも書いたのと、さすがにそこまで減らすと気づいてもらえるようで、色々お言葉いただけました。

とはいえ、ベストコンディションまでにはまだ数kgあるので、もう少し続けたいところです。

個人的に減量で心掛けているのは食事制限、運動、そして、一番重要なのが継続です。

ここ数年は何かと時間がとられがちでその継続ができなかったので諦めておりましたが、そこが解消されたので、そこまで苦労せず進みました。

継続するのは何事でも重要です、浄土宗の教えでも以前紹介しましたが「四修」というものがあります。

・恭敬修(くぎょうしゅ):阿弥陀様を信じ礼拝すること

・無余修(むよしゅ):他の行ないをまじえず念仏をしっかりとお勤めすること

・無間修(むけんじゅ):間をおかずに継続して修すること

・長時修(じょうじしゅ)一生の間、お念仏すること

継続や積み重ねることは後ろ2つがまさにそれです。

このように、仏教の教えをそれだけに当てはめるのではなく、日常生活に反映させることは非常に大事なことと考えています。

たとえば、受験生が色々なことを試すより、しっかりとした指導者の教えに従って勉強を進めることは効果的です、無余修にあたるようなものです。

武道などでも礼式などを日常に落とし込むことが重要とされます。

私も剣道で学んだことは良い影響を与えているのではと思っております。

法要前のお話も最初はお焼香、お塔婆など、直接的な作法などについてから入っておりますが、やがてお経の内容にも触れていく予定です。

そこでお伝えした内容もぜひ普段の生活で、心の片隅にでも置いて、活かしていただければと思う次第です。

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