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【連載】檀家信徒の皆様へ近況報告と法話 第23回

2021.09.04

9月に入り、雨のおかげか急に涼しくなって参りました。

夏服がまだまだ活躍している時期なので、油断すると風邪をひきそうですが、手洗いうがいの習慣で防止できそうな予感です。

過日、同業の友人複数と話すことがありましたが、やはり全体的に葬儀が少ないようですね。

私は年初頃から提唱していたのですが、インフルエンザから肺炎になる方が少ないためと推測しております。

世の中が落ち着いても衛生に関しては留意したほうがよさそうというのが個人的意見です。

とはいえ夏場のマスク生活は苦しいので、先月しっかり2回目のワクチンを接種してきました。

家内も一週間後に受けているので、対象年齢の4人は全員接種済みということになっております。

2回目の副反応はキツイということを聞いていましたが、翌日39.2度まで熱が上がりました。

というのもその日は娘をプリキュアショーに連れて行く程度の無理をしたからなのですが。

対策で薬を飲んでいたので、入場の際に熱で引っかからなかったものの、夜に後悔する羽目になりました。

おかげで2日ほど苦しみましたが、現状は問題ありません、家内は翌日おとなしくしていたため、1日で収まったようです。

これから2回目という方は、翌日なるべく休みにしたほうがいいと思われます、ご参考までに。

しかしながら、これで秋彼岸の際には多少安心してお参りの皆様にお会いすることができます、急いだ一因にはそれもあります。

今回は彼岸前のお知らせをイレギュラーでお送りしましたが、状況的にまだそれなりの注意は必要と思っております。

判断に迷う方もいらっしゃるようですが、当山では引き続き感染症対策はこれまでの水準で続けますので、ご協力よろしくお願いいたします。

 

そんなわけで今月の法話です。

我々の浄土宗では『浄土三部経』と総称される3つのお経を典拠としております。

その3つと大雑把な内容は下記です。

・無量寿経(大経):阿弥陀様が仏になる修行や極楽浄土を建設し、そこへ人々を導くことを説いたもの

・観無量寿経(観経):阿弥陀様と極楽浄土についてと、そこへ往生するための方法を説いたもの

・阿弥陀経(小経):極楽浄土のすばらしさと、お念仏でそこへ往生することができると説いたもの

ところで、これらを読んだことのある方はいらっしゃるでしょうか。

講談社学術文庫などから『浄土三部経』という本は出ていますが、なかなか手が出るものではないかなとも思います。

それを「教えの根本なのに…」などと否定するつもりはありませんし、その内容を簡単に説明するのも私共の仕事です、もちろん読んだ上で解釈を教えるのもそうですが。

ちなみに、『観無量寿経』は私が法話で何回かストーリー部分を使ったことがあります。

『阿弥陀経』は毎回葬儀で読み、その後の法話もセットです。

その際は重要なので基本的に同じ話をしています。

『無量寿経』はこの3つの中でもっとも長いものなので、法要で通して読むことはまずありません、読むと1時間以上かかります。

なので、重要なところを法事の際にクローズアップして読んでいます、木魚を叩いている部分です。

今回はその中で『観無量寿経』のひとつを拾ってみます。

『無量寿経』と『観無量寿経』(以下観経)、名前はよく似ています、「観」という文字の有無が何なのか。

その文字を使った「十六観」というものが『観経』には説かれています。

それは文字通り極楽浄土への往生を願う人が行う16の手法のことで、仏様のことを思うなどです。

その一番目にあるのが「日想観」というもので、太陽が西に沈むのを見て、極楽浄土が西の方角にあるのを想うことです。

阿弥陀様の浄土は西方極楽浄土として、遥か西の方にあるとされています、それを意識するための方法です。

これを16個列挙していくのは長くなりすぎるので別の機会にしたいと思いますが、これを今回のテーマにしたのは彼岸が近いためです。

何度かお話させていただいたこともありますが、春分・秋分は太陽が真西に沈むこともあり、その先の極楽浄土に思いをはせて先祖供養をするものです。

実際、「祝日法」の秋分の日についても「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ。」とされています。

春分の日は「自然をたたえ、生物をいつくしむ。」なのですが、秋は特に宗教的カラーが出ています。

これも何度かお話しているのですが、浄土への往生を願ってお念仏を唱えることは自分自身の修行ともされています。

非常に簡単なことではありますので、お参りの際には故人様やご先祖様をしのぶ傍ら、日想観もぜひ実践していただければと思う次第です。

ちなみに、境内で西は墓所入口からすると合葬塔の方面ですが、墓所の位置によって多少ズレがあります、気になる方はご確認ください。

 

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