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【連載】檀家信徒の皆様へ近況報告と法話 第80回
2026.07.01
随分と梅雨らしい6月だったように感じます。
近年は6月に台風が3つもきたという印象はなく、一週間丸々雨天のようなこともあまりなかったのではないかと思います。
それに加えて大きな地震もあり天災の怖さを、先月の施餓鬼の講演ではないですが、久々に重く感じたところです。
最近はLINEに登録してる方は安否確認もできるようで、千葉方面の方などは少々心配しておりましたが特に御怪我などもなかったようで安心しております。
施餓鬼からお盆は日程が近いもので、あっという間の感があります。
他の寺院の施餓鬼にも出席してようやく終わったかと思うとすぐにお盆のお知らせ発送の時期となっているのが近年の傾向。
加えて社労士のほうの仕事は6月に年度更新等ある都合、少し忙しいタイミングとなっています。
まだ件数はそれほど多くないので無難にこなせてはおりますが、ペース作りというのはこの先の課題になるかもしれません。
とりあえずそちらは一段落ついているので、お盆の準備のほうに注力していきます。
ところで、こちらの記事はいつも通り予約投稿で、作成している今は6月29日の15時頃、将棋教室の開講前といった中です。
なので、日本対ブラジル戦の結果はまだ出ておりません、迂闊なことを書くとチグハグな内容になってしまいます。
私、昭和の人間でありながら幼少期からサッカー派でして、当時からすると少しばかりひねくれているような感じかもしれません。
Jリーグ開幕が中学生の頃の1993年なので、昨年33回忌だった方の没年がそこになります。
ワールドカップの年になると過去の映像などもよく放送されていますが、進歩の度合いも凄いものです。
戦術であったりフィジカルであったりが明らかに異常なスピードで進化しており、ワールドカップ出場がギリギリだったところから、最近のブラジルになら勝てるのではなどといった声も聞こえてくる程となりました。
古臭い人間にとって驚くべき反応です。
その他、医療や情報通信技術といった人間の生活にも密接に関わる点も大幅な進化を遂げています。
一方で、先の20世紀頃の葬儀の写真などを遺品整理のお手伝いで見ることもありますが、往々にして大規模な葬儀です。
当山でも葬儀の際は境内にテントが何個も設営され、客間にも多くの方々が集っていたのを覚えています。
そう考えると葬儀に関しては大分にシンプル化したものです。
月参りされる方も減り回忌も同様にシンプル化していく状況に困る同業の友人の声も耳にしますし、当山でも無縁ではありません。
以前、社会も円熟してきて宗教の役割は終わっているのではないかなどという意見を聞いたことがありますが、決してそのようなことはないかと思います。
凶悪な犯罪は戦後の混乱期などよりは減ったかもしれませんが、色々な手法を編み出し他人の財物を掠め取ろうというような動きはどんどん巧妙化しています。
AIによる言語の壁の突破も悪影響を及ぼしているとも聞きます。
やはり宗教の重要なポイントとしてはモラル形成というものがあります。
かつては目に直接見えないものへの畏怖や敬意のようなものは先人の知恵や慣習的に教え込まれてきたわけですが、そこは依然としてモラル形成や人格形成においては重要な役割を果たすものです。
台風なども予測が立てやすくなったものの、実際の規模はわからないものもありますし、こちらの都合をまったく意に介さず発生するのは変わりません。
極真会館(空手)の道場訓にも「吾々は、神仏を尊び、謙譲の美徳を忘れざること」というものがあります。
あらゆる技術が進歩して多くのことが思い通りになる世の中になりつつもありますが、決して驕ることなく、適度な規律を求める上では宗教の役割はいまだ継続しているものと思う次第です。
