浄土宗 槃舟山易往院願生寺

願生寺の嫁ブログ 

盂蘭盆会(お盆)の由来とは?

2019.07.12

こちらも年間行事のほうにありますが、お釈迦様の弟子の中で神通第一といわれた目連尊者に由来します。

あるとき、目連尊者がその神通力で亡き母の様子を調べたところ、餓鬼道に落ちて苦しんでいました。

優しかった母を何とか救いたい目連尊者はお釈迦様にその方法を尋ねました。

お釈迦様は「お前の母が餓鬼道に落ちたのは子どもかわいさに自分本位の行いをしていたためだ」と答えます。

そして、それに対する救いの方法として、7月15日に行われる修行を終えた僧の集まりに食べ物を振る舞うことを伝え、それによって目連尊者の母親は救われたといいます。

さらにお釈迦様は、「このように7月15日に僧や多くの人に食べ物を振る舞えば自身のみならず、その先祖も苦しみから救われる」と説きました。

この故事に由来するものが盂蘭盆会です。現代日本では古来の風習と結びつき、祖先が戻ってくる期間とされています。