願生寺の嫁ブログ
寺嫁日和
十夜法要とは?
2020.04.23
浄土三部経のひとつ『無量寿経』の下巻にある、「この世の中において善行を十日十夜行えば、それは仏の国土にて千年の間善行を行うことよりも勝れている」の文言に由来する法要です。
1430年に平貞経・貞国によって京都の真如堂行われたものが最初とされ、その行により平貞国は夢で来世の救済を告げられたと伝わります。
かつては陰暦10月5日の夜から15日朝まで10昼夜の間、念仏を唱えるものでしたが、12日夜から15日朝の3日に短縮され、さらに1日の法要となっています。
各地の浄土宗寺院で10月から11月にかけて行われている法要ではありますが、当山では毎年の恒例行事とはなっていません。
何らかの事情で施餓鬼会が実施できなかった場合などに代替として行うことがあります。
→2023年より放生会と併せた十夜放生会が年間行事となります。