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【連載】檀家信徒の皆様へ近況報告と法話 第65回
2025.04.01
暑さ寒さも彼岸までの言葉通りになりました。
中日前日には雪と雹が降り、まるで天変地異のようでしたが、翌日は多少寒いものの晴れ。
その後は終わりにかけて暑いほどでした。
そうした気候に振り回される身体は少々厳しいと感じる年になって参りましたが、とりあえずは冬も過ぎ去ってくれたようです。
さて、先の春彼岸は例年に比べお参り及びそれができないための塔婆供養等がかなり多かった印象です。
特に飛び石だった中日ですが、かなりの方が集中していました。
一方で、健康状態の悪化でお顔を見れない方もおられました、無理をする必要はありませんが残念なところではあります。
これまでは何の問題もなかった方でも足腰が悪くなる、病気するといったことは諸行無常、致し方ないことです。
良い季節に入っていくので、ぜひご自愛いただければと思う次第です。
さて、新年度を迎える当山も多少慌ただしい中にあります。
5月には施餓鬼があるため準備もスタートしますし、他寺院に随喜することもあります。
相互に行き来するものなので、4月から6月にかけては施餓鬼法要を何座もお勤めします。
あとは決算や本年の整備計画も地味ですが時間がかかります。
そして、今年は開業準備があります。
これは徐々に進めていたので切羽詰まるものではないのですが、7月からeラーニングがはじまるため、できることは可能な限り前倒しにしたいものです。
HP作成や契約予定の方とのセッション、もちろん実務や知識の積み重ねも重要です。
諸々並走することになりますが、これまでもずっとやってきたこと、無事1年目を迎えられるよう精進したいと思っております。
そんな新年度初回の法話です。
彼岸参りに際して檀信徒の皆様とは色々お話させていただきました。
先日の無縁墓所撤去や、久々にお参りいただいた方は境内正面の舗装など、向かいのビルもさることながら当山の様子の変化をポジティブに捉えていただけたようです。
また、椅子・机ほか、先の整備を含めた御寄付のお申し出もいただきました、改めて御礼申し上げます。
本堂の寄付額への名入れは先代の都合滞ってしまっておりますが、必ず反映させていきます、現住職の字になってしまうかもしれませんが。
さて、以前もお伝えしていますが、当山は、少なくとも私の祖父の代以降は本堂や鐘楼といった相当に大がかりなもの以外で寄付を募ったことはありません。
何か整備などを行うと御寄付をお納めいただける方はおられますが、それは必ず目的に沿ったものや仏具などに充てさせていただいております。
これは負担が少ない良さだと思っていたのですが、これにも否定的な見解はあります。
以前言われたこととしては、布施行による善行を積む機会を奪っていいのかということ。
たとえば、客間は2020年にすべて椅子席としました。
今までは座布団に低い机だったため食事にも不便でしたし、何よりも立ち上がるのが大変だという方も少なくありませんでした。
それを改善し、多くの感謝の声がありましたが、その「楽になった、ありがとう」はその椅子を用意した方に向けられるものです。
つまりは私財を投げうって、足の悪い方を助けたということ、即ち善行といえるでしょう。
その理屈も納得いくものだったので、客間の机上に椅子1脚からの勧募のお知らせを置いております。
机は少々高額なのでまだ半数程度ですが、椅子に関しては本堂・客間ともにかなり埋まってきました。
多くの方が布施行をなされたわけです。
彼岸に修する「六波羅蜜」と呼ばれる行のひとつに「布施」があります。
皆様が納めてくださった彼岸の御布施は私の飲み代になるわけではなく、今年も特に整備のために使わせていただく方針です。
今、計画しているのは墓所の舗装と玄関トイレの改修です。
春彼岸にご参加いただいた方は最低ひとつは行を修めていることになることでしょう。
その他の行も良いことだと思います、ピンとこない方は↑のカギカッコ部分を検索してみてください。
たとえば、不断の努力である「精進」、冷静に自分を見直す「禅定」など、ぜひ日頃から実践してみてください。