浄土宗 槃舟山易往院願生寺

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檀家信徒

【新規連載】檀家信徒の皆様へ月1回の近況報告と法話 第1回目

2019.11.01

10月は台風・大雨で当山も対応に追われましたが、
檀信徒の皆様におかれましては如何お過ごしでしょうか。

今回の試みですが、他寺院を見ておりますと、毎年、年報を送付しているところが見受けられます。聞いたところによっては、印刷会社に発注し、かなりしっかりしたものを作成しているようです。

当山では年末のカレンダーとともにお手紙を送らせていただいておりますが、相当にあっさりしております。しかし、今年はこうしてホームページも作成したことで、そういったものがある程度この場で配信できるようになりました。
また、施餓鬼会に際して行ったアンケートでは、こちらの想定より多く、法話の配信希望の声がありました。そのようなことも踏まえまして、月1回程度ですが、この場で「檀信徒の皆様へ」として、山内の様子や簡単な法話などを掲載していく予定です。

今回はまだ導入しておりませんが、後にLINEで法話の前振りと更新情報についても併せて送信する予定です。アカウント作成いたしましたら、改めてお知らせいたします。公開している副住職のアカウントとは別に願生寺アカウントを作成予定ですので、よろしければご登録ください。

そんなわけで法話の1回目です。

内容を悩んでおりましたが、毎年お配りしているカレンダーをパラパラと見ますと、補足したほうがいいと思われる内容が複数ありました。
なので、今回はそこから。30日の「光明遍照」という言葉を取り上げてみたいと思います。

これは通夜・葬儀や法事の際に読むお経にも出てくる文言です。余談ですが、これが出てきたらお経は終盤にさしかかっています。
浄土三部経の『観無量寿経』の一部をとった、摂益文という偈文(仏をたたえた文)の最初の一節ですが、全て記すと「光明遍照 十方世界 念仏衆生 摂取不捨」です。意味は「阿弥陀様の光明は、遍く全ての世界を照らし、念仏の衆生を摂取して捨てたまわず」
つまり阿弥陀様の救いは全ての人へ向けられているということです。
これは亡くなった後に極楽浄土へ連れて行ってもらえるだけでなく、念仏を称える人のことを護っているということも意味しています。

我々が生きているのは、決してひとりの力ではありません。
ご先祖・ご両親であったり、周囲の人の支えであったり、多くの力が合わさって現在の自分があるわけです。その中には、目には見えませんが、日頃からお念仏をお称えしている皆様を見守る阿弥陀様の力もあるかも知れません。
お念仏は亡き人を弔う・自らのために称えるいずれでもありますが、ふとした折にはこうして光りを注いでくださる阿弥陀様への感謝としてもお称えいただければと思います。
このことを法然上人がわかりやすく歌にしたもの、浄土宗のご詠歌がありますが、長くなりましたのでそれは次回とさせていただきたく思います。

最後に、11月以降の法事の予定を記しておきます。法要をお申し込みの方はこちらもご参照ください。

11時より法要が既に埋まっている日程

  • 11月3、23、24日

  • 12月7日

  • 2020年

  • 2月24日

  • 6月21日

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