願生寺の嫁ブログ
寺嫁日和
平成最後に①
2019.07.10
ブログ、2回目の記事の更新です。
夫である副住職からは「お寺に嫁いで思ったこと」を中心に書いて欲しいと言われていますが、私としては平成最後に自分自身に起こった出来事をまず、書きたいと思います。
平成31年1月から毎月、あまり良くないことが立て続けに起こりました。
全ての出来事は自分自身に原因があり、仏教でいうと自業自得ですが、それでも、こんなに毎月食事が喉を通らず、夜も眠れない程になることが起こるんだろうかというくらいでした。
人生は本当に、何が起こるか分かりませんが、不誠実なことをしていると、やがて自分に返ってくるということが平成最後によく分かりました。
ただただ、自分自身のことを反省するしかなかったのですが、それでもどこか神頼みなところのある私は、副住職に、
「毎月こんなに悪いことが起こるのはおかしい。浄土宗の大本山である増上寺で厄除けをした方がいいかも。」
と言ったところ、副住職からこんなことを言われました。
「うちはお寺なんだから、まずはうちのご本尊様に毎日手を合わせて、あなたの祖父母の位牌にも手を合わせるところからやるべきじゃないか」と。
子どもが産まれる前は、毎日ご本尊様、位牌堂、地蔵堂など、合わせるべき場所全てに手を合わせていましたが、育児の忙しさを理由に最近は全くできていませんでした。これこそ、お寺に嫁いだ私がしてしまった最大の不誠実なことでした。
副住職からこの言葉を言われてからは毎日、ご本尊様、先代住職や祖父母の位牌のある位牌堂、地蔵堂など、合わせるべき場所に手を合わせ、心の中で「南無阿弥陀仏」と10回唱えています。
長くなりましたので、一度切らせていただきます。