願生寺の嫁ブログ
寺嫁日和
いつもの日々を大切に
2020.03.10
長女が幼稚園に入園したのは昨年4月。
言葉がやや遅く、集団行動や指示行動が苦手な娘の幼稚園入園は不安しかありませんでした。
それでも4月から、6月に風邪を引いて一週間休んだ以外は毎日登園しました。
運動会や音楽会など行事の度ごとに娘の成長を感じ泣きそうになる始末でした。
娘は何も特別なことはしておらずただ普通に参加しているだけなのですが、入園前の娘はその「普通」がとても難しかったのです。
また、行事の時ばかりではなく、毎朝手を繋いで幼稚園に行き、一人教室に入って行く姿に、お迎えのときに私のところへ走ってくる姿に、日々成長を感じていました。
2月も中旬を過ぎた頃、「あと1ヶ月で年少も終わりかぁ…」と1年を振り返ると、しみじみとなんて良い幼稚園生活だったんだろう。
残り1ヶ月で年少が終わってしまうのは寂しいなと思っていました。
しかし、残すところ1ヶ月弱というところで新型コロナの影響で休園となってしまいました。
事態が事態なので仕方ないですが、突然年少が終わってしまうことに対して全く心の準備ができておらず、寂しさで胸がいっぱいになってしまいました。
もしも2月29日が年少最後の日だと予め分かっていたなら、それまでの日々をもっと大切にしたのに。
お世話になった先生方にもっと感謝の気持ちを伝えたのに。
仲良くしてくれたママ達にもっと感謝の気持ちを伝えたのに。
年長のお友達に「ありがとう」と伝えたのに。
毎朝娘と歩く一歩一歩をもっと大切にしたのに…
と、後悔ばかりです。
なんの前触れもない突然の別れほど寂しいものはないんだなと改めて実感しました。
「諸行無常」とは、
この世に存在するすべての物事は同じ状態を保つことなく移り変わり、永久不変なものなどないということ
らしいですが、今回の幼稚園休園も諸行無常というのでしょう。
そして、何かが同じ状態を保つことなく移り変わった時、後悔が募るほど寂しいと感じるのでしょう。
その「何か」に愛着が強ければ強いほど移り変わって欲しくないと思ってしまうのですが永久不変でいることは不可能ですね。
だからこそ日々一瞬一瞬を大切にし、感謝の気持ちを持つべきなのでしょうね。
次に幼稚園に行く時娘は年中。
年長が終わる頃までは手を繋いでくれるかな?
小学生や中学生になったら、たとえ娘でも母親と手なんて繋がないですよね。
手を繋いで登園できる日々に感謝しながら、1日1日大切に過ごしていきたいです。